公益財団法人軽種馬育成調教センター（ＢＴＣ）が浦河高校写真部を対象に実施した第６回フォトコンテストの表彰式が21日、浦河町西舎の軽種馬育成調教センター事務所で開かれ、最優秀・理事長賞の崎広季来（さきひろ・きら）さん（２年）ら５人が表彰された。

　ＢＴＣが２０１７年（平成29年）から同校に撮影を依頼して開催。今年は５月中旬から10月にかけて、同部（39人、坂森亮斗部長）の生徒たちがＢＴＣ職員の案内で調教場内での調教風景や施設などの写真を撮影し、感性豊かな32点の作品を応募。このほど、ＢＴＣ職員の投票により受賞作品が決まった。

　表彰式は草野広実理事長、安藤士郎専務理事、ＪＲＡ日高育成牧場の頃末憲治副場長、日高振興局の槙研一産業振興部長らが出席。草野理事長は「限られた場所、時間の中、育成中の競走馬や研修生の作業中の写真撮影は難しかったと思う。（理事長賞の）崎広さんの作品は、馬、研修生の表情、水の滴りと動きのある写真だった。他の人も景色や表情など上手く表現されていた。これからも全体の技術を上げて素晴らしい写真を提供してほしい」と評価した。この後、各賞受賞者にそれぞれ賞状と記念品が贈られた。

　理事長賞表彰を受けた崎広さんは「撮影できる機会を作ってくれた皆さまのおかげ。来年もたくさん馬の写真を撮りながらどんどん成長していけたら」と礼を述べた。

　応募写真はＢＴＣが発行する広報誌やパンフレット、ホームページ、町内各施設への掲示などで使用されるほか、来年１月に町総合文化会館で展示される予定。

　入賞者と作品は次の通り。

　▽理事長賞　崎広季来（２年）「ヒヒィン♪」▽優秀賞　瀬口和奏（同）「馬の行列」、狩野心（１年）「仲良し」▽ＪＲＡ賞　坂森亮斗（２年）「競争！」▽日高振興局賞　大井汰陽（１年）「なにをしているの？」

ＢＴＣフォトコンテストで入賞した崎広さん（前列中央）ら５人と関係者（後列）

最優秀・理事長賞に選ばれた崎広さんの作品「ヒヒィン♪」