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室蘭民報

業界関係者投票でグランプリに選出、登別国際観光コンベンション協会 ツーリズムEXPOジャパン【登別】

多くの来場者でにぎわった登別国際観光コンベンション協会のブース

旅行代理店などが商談で数多く訪れた全国工場夜景都市協議会のブース

西胆振の魅力をPR

 世界最大級の旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2022」が22~25日、東京ビッグサイトで行われた。西胆振からも観光関連団体がブースを構えて、魅力を発信した。業界関係者の投票で、登別国際観光コンベンション協会(唐神昌子会長)のブースがグランプリに選ばれた。

 4年ぶりの東京開催となった旅の祭典は、「新しい時代へのチャレンジ~ReStart~」がメインテーマ。新型コロナウイルスで打撃を受ける観光業界の復活に向け、海外・国内・訪日旅行を三位一体と捉えて旅行需要回復を目指す取り組み。世界78の国と地域、全47都道府県から千を超える企業・団体が出展した。

 各ブースでは、映像配信やステージ発表など独自のPRを展開。各企業・団体が趣向を凝らす中、エージェントなど関係者の投票による「旅のプロが選ぶブースグランプリ」でトップに輝いたのが、登別国際観光コンベンション協会だ。

 登別ならではの鬼を全面的に配し、ブースの出入り口は、鬼が口を大きく開けるデザインを採用。ブースの上にも金棒を手にした鬼のモニュメントを飾るなど、登別温泉の存在が一目で分かる仕上がりにした。

 内部にも工夫を凝らした。感染予防のため、過去の開催で人気だった手湯を取り止めた代わりに、床の通路をすごろく仕様に装飾。登別温泉の魅力をゲーム感覚で知ることができる仕掛けで、来場者を楽しませた。

 唐神会長は「周辺ブースの中でも大人気で、登別への期待度の大きさを感じた。全国旅行支援や入国者数の上限撤廃が今後進む中で、背中を押してもらえる賞。観光地としてもグランプリを取れるよう頑張りたい」と話した。同協会には記念の盾や賞状が贈られたほか、来年開催分の出展ブースが提供された。

 エキスポでは、北海道登別洞爺広域観光圏協議会や、室蘭市が加盟する全国工場夜景都市協議会もブースを開設し、パネルを並べてPR。来場者に対応した室蘭観光協会の仲嶋憲一事務局長は「旅行代理店やRVパーク(車中泊施設)など15社・団体と商談した。場所が良かったこともあり、過去の参加時より反応が良かった」と振り返った。