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釧路新聞

マラソン川内選手来釧、8日間合宿で走り込み【釧路】

湿原マラソン出場と合宿を敢行するため釧路入りした川内選手

 マラソンの川内優輝選手(35)=あいおいニッセイ同和損害保険=が29日、第50回釧路湿原マラソンへの出場と合宿を行うため、釧路に降り立った。2011年から毎年のように来釧しており、今年は8月5日までの8日間滞在する。冷涼な釧路で走り込み、秋から冬にかけてやってくる本格的なマラソンシーズンに向けて準備を進める。

 川内選手は埼玉県庁に勤めながら、実業団選手と肩を並べる走力を持った「公務員ランナー」として名をはせると、11年テグ、13年モスクワ、17年ロンドンといった世界選手権にマラソンで出場した。プロに転向した19年以降も国内大会や国際舞台で数多く活躍し、21年2月のびわ湖毎日マラソン(滋賀県)では自己ベストとなる2時間7分27秒をマーク。長年にわたって第一戦での活躍を続けている。

 釧路との関わりは、自主的に参加した11年の湿原マラソンにまでさかのぼる。1時間33分55秒で初めて釧路の地を駆けると、以降は招待選手として、17年以外は毎回、湿原マラソンに出走。さらには釧路の涼しさにほれこみ、19年には53日間にわたる長期合宿も敢行した。

 今回は8月5日まで滞在。31日の湿原マラソン30㌔に参戦するほか、防府読売マラソン(12月、山口)や東京マラソン(3月、東京)で好成績を残すため、釧路市民陸上競技場や湿原道路、サイクリングロードといった場所で、距離走やインターバル走、自転車を使ったトレーニングに取り組む。

 この日は午後2時30分ごろ、羽田空港から奥さんの侑子さんとともに釧路空港に到着。空港入り口前の温度計に表示されている23・3度を見て「関東では35度くらいがほとんど。涼しくて素晴らしい」とにっこり。

 7月初旬にひざを痛め、2週間ほど走れない時期が続いた。万全な状態でないため、合宿はリハビリメニューを中心に実施し、3年ぶりの湿原マラソンはタイムを狙わずに最後尾からスタートする考え。「今までは折り返しですれ違うだけだったかもしれないが、追い抜かれるといった新鮮な気持ちを味わえるのでは。みなさんを激励しながら、調子を見て走りたい」と話した。走る以外には「スパカツといったおいしい食べ物を食べたいですね」と笑顔を見せていた。

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