マイナカード臨時交付センターが開設される、丸井今井函館店

　函館市は７月１日、マイナンバーカード（マイナカード）臨時交付センターを、丸井今井函館店（本町３２）７階に開設する。市のマイナカード交付率は６月１日現在で３８・８％と、全国（４４・７％）、全道（４１・５％）をいずれも下回っている。買い物客などが多く集まる商業施設に土日曜でも申請、受け取りが可能な窓口を設けることで、交付率の向上を目指す。

　市は現在、市役所本庁舎と市内７支所で交付業務を行うほか、年間５０回程度の出張申請サービスに対応している。政府がマイナカードの普及促進策として実施する新たなポイント付与事業などにより、交付や申請の大幅な増加が見込まれるため、初めて臨時交付センターを設置する。

　委託業者と市職員がマイナカードの交付作業にあたる。新たにコールセンターを開設し、各種問い合わせに対応し出張申請サービスも全面的に請け負う。

　同センターの開所日時は、水～金曜日と毎月最終火曜日の正午～午後７時、土・日曜日の午前１０時～午後５時。現在、事前予約受付サービスを実施中（来庁予定日の３０日前から７日前まで）。

　電話予約は、開所前の７月１日正午までは市市民部戸籍住民課（０１３８・２１・３７４５）、開所後の同日正午以降は同コールセンター（０１３８・８４・８７５７）に申し込むと、待ち時間なしでマイナカードの申請や受け取りが可能になる。

　市市民部戸籍住民課は「人口の多い本町付近にこれまでマイナカードの交付手続きができる場所がなかったので、利便性の向上に期待が高まる。買い物で訪れた人も気軽に足を運んで手続きできる場所を目指したい」としている。