デルフィニウムの選花作業【新ひだか】
【新ひだか】三石歌笛の農業実験センターで10日、町内へ移住した人や移住体験者を対象に「花き収穫体験」が実施され、50代から60代の4人が参加した。町農業振興対策協議会主催。農業振興対策協議会で農政部の飯田裕紀主幹、町農業担い手育成支援協議会、みついし農協、町農政課、まちづくり推進課が協力。
農業実験センターは、国内随一の「デルフィニウム」産地として1990年(平成2年)に誕生し、花き農業の後継者の育成に取り組んでいるほか、町三石地区の花き産業の活性化のために花き栽培方法の実験を行い、生産物の品質向上と作業の効率化、低コスト化に向けた取り組みを行っている。
この日は、初めに収穫後の選花(出荷前に整える)から体験。花の長さを合わせて切る作業や、袋詰めを学んだ後、デルフィニウムのハウスで収穫と知識を学び、花の種類によって収穫時の伐り方と見極め方が異なることなど、職員の話に耳を傾けながら和気あいあいと花き収穫を楽しんだ。
広島県から三石本桐に体験移住して10年目の城山裕子さん(58)は「初めて参加した。収穫時の見極めやどこを切るのかが難しかった」と話した。