麺遊会で鱈ラーメン企画【釧路】
市民とラーメン店主でつくる釧路ラーメン麺遊会(大和田礼会長)は、28日から2月27日までの期間限定で、スケソウダラを使ったラーメンを同会所属の7店舗で提供する。
この取り組みは今年で3回目。同会が掲げるフードロスリデュース事業の一環として、スケソウダラを加工した際、未利用部位であるアラが大量廃棄されることに着目。アラを活用したラーメンを開発できないかと、釧路機船漁協の協力で店主と市民会員の代表らが研究を重ねながら商品開発に取り組んできた。
全店同一メニューではなく、しょうゆ、塩、つけ麺など各店オリジナルのラーメンが楽しめる。スケソウダラのアラと和風だしを合わせ、あっさりした味わいの「鱈塩」(890円)を提供する「拉麺・つけ麺穂澄」(釧路市愛国西3)店主で同会の堀籠祐司副会長は「例年好評のイベントで、去年のアンケートではフードロスについて考えるきっかけになったとの感想をいただいた。自分の店は今年初めてあっさり系のラーメンにした。ぜひ足を運んでほしい」とPRしている。
大和田会長は「本来活用できるものが大量に廃棄される問題を多くの人に知ってもらうきっかけになれば。食べることで一緒にこの事業を盛り上げてくれるとうれしい」と参加店舗への来店を呼び掛けている。
また、イベント期間中は2店舗で1口応募可能なスタンプラリーも行い、同会オリジナル丼ぶりやタラの加工品などが抽選で当たる。提供店などの問い合わせは同会フェイスブックまたは事務局080(8627)7747へ。