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新冠町の佐々木碧さん
日高報知新聞 - 2017/03/17 17:56
農林水産大臣政務官賞を受賞した佐々木碧さん
 平成28年度農山漁村男女共同参画優良活動表彰で、新冠町内古岸の農業、佐々木碧さん=旧姓・泉澤=(29)が組織における女性登用部門の農林水産大臣政務官賞を受賞した。

 同表彰は農山漁村男女共同参画推進協議会が主催し、農林水産省が後援。次世代を担う地域リーダーとなることが見込まれている若手女性や女性の参画を積極的に推進している組織などを表彰することで、農山漁村における男女共同参画の取り組みを推進することが目的。今年度の受賞者は5個人1団体で、道内からは佐々木さんだけ。

 佐々木さんは、22年3月に酪農学園大(江別市)を卒業して翌月から実家の泉澤農園で働きながら自ら「みいやん農園」を立ち上げ、ジュニア野菜ソムリエの資格を取得したり、道の駅サラブレッドロード新冠隣で開いている地場産品直売の「にいかっぷ・軽トラ市」に参加するなど精力的に活動。26年7月には町議会の推薦で全国最年少の27歳で女性農業委員に就任した。

 地域でも、朝日小の農業体験を受け入れたり、放課後子ども教室で野菜づくりの指導を行い、子どもたちが農業に親しみ、理解を深める活動に貢献しているほか、酪農学園大や静内農業高で講演を行い農業・農村の魅力や自身の活動内容を発信することで、就農促進・農業への理解醸成に貢献している。

 また、地域の青年・女性農業者として、北海道4Hクラブ連絡協議会の理事や全国農業青年クラブ連絡協議会の北海道ブロック理事に就任。道内農業女子ネットワーク「はらぺ娘」の設立メンバーとして、若い世代の女性農業者による新しい発想や価値観を活かした活動に積極的に取り組んでいる。

 こうした取り組みとともに、道内でも数少ない女性農業委員として、女性の社会参画や地域活性化のモデル的存在となっていることが高く評価された。

 現在は農園を引き継ぎ、ハウス30棟(アスパラ13棟、ピーマン13棟、約60種類の野菜4棟)を経営している。多くの野菜を生産していることについては「もしかしたらその中から地域の特産品になるものが出てくるかもしれないし、お客さんや子どもたちにも喜んでもらっている」と話す。

 農業委員としては「まだまだ勉強不足で、もっと地域や歴史を知らなければ」と言う。多彩な活動で札幌や東京に行くことも多く、「周りに恵まれていて、良い環境で仕事をさせてもらっている」と感謝。農業の魅力については「可能性が無限。頑張ったら頑張っただけ結果も出る」とし、今後については「町外の人にも新冠の良いところを見てもらいたい」と抱負を話している。

 日高農業改良普及センター主催の「次代を担う青年農業者ゼミナール」の2期生としても参加しており、「日高で同世代や同性と活動する機会はあまり無かったので楽しみ。オール日高で北海道を盛り上げていきたい」と活動に意欲をみせている。
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