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建設予定地の動植物保全など
日高報知新聞 - 2017/03/14 18:01
第12回平取ダム環境調査検討委員
 室蘭開発建設部は10日、平取町のふれあいセンターびらとりで第12回平取ダム環境調査検討委員会を開いた。

 同委員会(委員長・渡辺義公中央大研究開発機構教授)は平成15年4月に発足し、学識経験者10人で構成。ダム建設予定地と周辺に生息する動植物や景観などへの環境保全対策について室蘭開発建設部長に提言を行なってきた。

 この日の委員会には委員7人が出席。議題は①第11回委員会の指摘と対応②事業進捗状況③現地調査結果報告④環境保全措置の4項目。

 このうち環境保全措置では①水環境(土砂による水の濁り)②動物(重要な鳥類〝ハヤブサ繁殖つがい”、重要な両生類“エゾサンショウウオ”)③植物(30種)④生態系(河川域生態系・移動性“サクラマス、ヤマメ”)⑤景観(主要及び身近な眺望景観4カ所)⑥地域と関わりがある多くの人が訪れる場所(スズラン群生地の快適性の変化)―の6項目について説明した。

 重要鳥類のハヤブサは、本つがい繁殖に成功した平成27年度に続き本年度も“馴化”の手法で対応。6月26日に第1幼鳥、同27日に第2幼鳥の巣立ちを確認している。

 また、平成27年度から工事中の切り換え河道となる幅5㍍、深さ6㍍、長さ50㍍の仮排水路内には魚の休息場となるコンクリート製の構造物「水制」が5個設置されている。昨年8~9月に堤体予定地下流でサクラマス10匹を採補し、超音波発信機を取り付け放流。うち2匹が仮排水路を使って移動したことが確認された。昨年8月の台風災害による影響はほとんど無く、「遡上の比率や上流部の産卵床の数にも変化が見られなかった」という。

 三宅洋室蘭開建沙流川ダム建設事業所長は「今後とも専門家の皆さんの助言を受けながら工事を進め、環境への配慮に万全を期したい」と述べた。
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