楽しみながら健康意識を高めてもらう「くしろ健康まつり２０２４」（釧路市など主催）が２０日、市観光国際交流センターで開かれた。昨年４年ぶりに開催されたイベントで、今年は５年ぶりにヘルシースタンプラリーが復活。幅広い年代の市民らが多数詰め掛けにぎわった。

　会場には食事や運動、薬、病気など健康に関する相談コーナーのほか、がんの知識や栄養について知ってもらうパネル展、骨粗しょう症の骨密度検査など、昨年より多い３２のブースが設けられた。また、釧路北陽高校の生徒有志が参加し、各ブースの受け付けや案内係として活動した。

　来場者は体力測定や歯科検診、足の健康相談、血糖値や野菜摂取測定などで自身の健康状態を確認。釧路歯科医師会の口腔がん検診なども人気を集めていた。高齢者は嚥（えん）下（げ）状況を確認する飲み込みチェックなどを体験。親子で訪れた参加者は多くのブースを回って体験を楽しんでいた。

　家族３人で訪れた市内在住の升谷充さん（３６）は「広報で知って初めて参加しました。健康チェックのブースや子供も楽しめるコーナーもあって楽しかったです」と話していた。

各ブースで健康相談や健康チェックを体験する市民