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函館新聞

夏越豆腐30日販売へ 函館・七飯の5社【函館】

香り豆を手に夏越豆腐の購入を呼び掛ける工藤さん(右)、勝田さん

 函館豆腐油揚組合(工藤英洋理事長、加盟6社)は30日、伝統行事「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」に合わせ、宮城県産の青大豆「香り豆」を使った「はこだて福豆豆腐」を函館、七飯の5店舗で販売する。白い豆腐を食べると罪やけがれをはらい、身を清めることができるとされる。工藤さん(49)=日乃出食品社長、七飯=は「おいしい豆腐を食べ、残り半年健康に過ごしてほしい」と呼び掛ける。

 同組合は、函館市豊原町の農場「ローラファーム」の畑で有機栽培した高級大豆「鶴の子大豆」を使った福豆豆腐を、節分や夏越の大祓に2019年から販売してきた。昨年は鶴の子大豆が不作で、今年の節分に販売した福豆豆腐で原料豆がなくなったため、新たな大豆入手を検討していた。

 香り豆は東北北部の在来種で大豆の最高級品種で、道内では生産していない。過去の全国豆腐品評会で香り豆を使った豆腐は優秀な成績を収めており「特別な豆腐のおいしさを感じてほしい」(工藤さん)と、90キロを仕入れ、5社で福豆豆腐を作る。工藤さんは「一口目に甘みが強く、何もつけずに食べられる」と強調する。

 夏越豆腐の取り組みは今年で4年目で、初めて香り豆を使うことから、日乃出食品副社長の工藤健嗣さん(48)は「普段使わない大豆なので、プレッシャーはあるが、職人として香り豆で最高級の豆腐を作ってみたいとの思いが強い」と話す。

 勝田商店(七飯)の勝田吉一代表(47)は「味も香りも強い大豆なので、期待してほしい。子どもの豆腐嫌いを克服できるおいしさ。常温で食べるのがお薦め」という。

 1パック250グラム入り500円。日乃出食品の移動販売「Jⅰmo豆腐Soia(ジモトウフソイア)」と直売店「Jⅰmo豆腐Soia Plus+(ジモトウフソイアプラス)」、勝田商店、堂守豆富店、佐々木豆腐店、寺本豆腐店(以上函館)の5店で販売する。1店舗あたり100~140個限定で、各店で予約を受け付ける。

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