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苫小牧民報

あびらD51 タイ国鉄とオンライン交流会 「キハ183系」

安平町追分の道の駅「あびらD51(デゴイチ)ステーション」で17日、タイ国鉄の車両整備工場とオンラインでつないだ交流会が開かれた。特急用ディーゼル気動車「キハ183系」をテーマに情報を共有し、今後の交流を約束した。

「キハ183系」をテーマに情報交換をした道の駅とタイ国鉄のオンライン交流会

 キハ183系は、雪や冬の厳しい寒さに対応した気動車として約40年にわたって活躍してきたが、全車両の運行が来年3月末で終了することが決まっている。

 タイ国鉄では2021年12月にJR北海道から中古の車両17両の譲渡を受け、現地で再運行させる計画を進めている。首都バンコクにあるマッカサン工場のアディソン工場長によると、車両は現地の規格に合わせて改修し、白基調の4両1編成が試験運転を終えたところ。今後、「観光列車として使用する」ことを伝え、「ぜひ乗りに来て、タイの自然を楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 道の駅からは、あびら鉄道交流推進協会(通称おおぞら会)事務局長の矢野友宏さん(50)とタイに駐在経験のある鉄道愛好家の小林涼太郎さん(35)=札幌市在住=が登壇。町内では一足早く引退した車両1両を、インターネットで出資を募る「クラウドファンディング」を活用して取得し、道の駅に展示していることを紹介した。

 矢野さんは「日本の列車がタイで復活し、活躍するのはファンとしてうれしいこと。キハ183が北海道とタイを結ぶキーワードになれば」と今後の波及に期待を寄せ、小林さんは「日本人として感慨深い。今後、われわれもタイに積極的に行くし、タイからも四季折々を楽しめる北海道にぜひ来てほしい」と笑顔を見せた。

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