北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

十勝毎日新聞

パリ五輪で力出し切りたい バドミントンの町出身・永原選手意欲【芽室】

「パリで全力を出し切りたい」。東京五輪を経て新たな気持ちで向かう永原和可那選手

 東京五輪の激闘から1年2カ月。同五輪のバドミントン女子ダブルスに出場した芽室町出身の永原和可那選手(26)=北都銀行-青森山田高、芽室中出=はベスト8に終わった悔しさを糧に、2024年のパリ五輪へ新たな気持ちで前に進んでいる。自国開催での金メダルの目標を掲げ、数年かけて厳しい準備を重ねた。レベルの高い日本で代表をつかむために重圧とも戦ってつかんだ東京の舞台。パリに向けて来年5月から1年間かけて代表権を争うオリンピックレースが再び展開される。「東京では力を出せずに終わった。オリンピックで出し切りたい気持ちが大きい。パリでも金メダルを目指すが、東京とは気持ちが違い、全力を尽くした上で結果が付いてくればと思っている」と心境を語った。

 永原選手は札幌市出身の松本麻佑選手(27)=北都銀行-とわの森三愛高、厚別南中出=と組み、18、19年の世界選手権では日本勢として初めて2連覇を達成した。身長が170センチの永原選手、177センチの松本選手は日本では珍しい大型ペア。強烈な攻撃力と磨いてきたレシーブ力で世界一に輝いた。21、22年の同選手権も3位に入り、4大会連続(20年は新型コロナウイルスの影響で中止)でメダルを獲得している。

 東京五輪では金メダルの有力候補でもあったが、準々決勝で韓国ペアに1-2と惜敗。無念の涙を流した。思い入れが強かった分、「すぐに次の目標を考えるのは無理だった。2週間ほど休んでいる間に自分の本心と向き合い、やっぱりもう1回戦いたいとの気持ちになった」と振り返る。

 松本選手とのペアを続行したが、永原選手は五輪前に痛めていた右肩に加え、左足のふくらはぎの肉離れと故障が続き半年ほどバドミントンができなかった。大会復帰は今年の5月。現在は問題ないという。

 「来年のオリンピックレースに向けて、今は一つ一つ目の前の大会で自分たちの形をつくりあげている最中。ベストのパフォーマンスを出して、課題と向き合い、また試合で力を出し切ることをすごく大事にしている」と話す。

 慌ただしい日々の間を縫って、16日に帰勝し、足寄と浦幌で連日バドミントン教室に参加。17日、足寄町内で取材に応じた。「足寄はおばあちゃんの家もあるし、十勝に戻るのが一番リラックスできる」と笑顔で地元愛を語った。19日に十勝を離れ、今後は来月に栃木で行われる国体を経て、デンマークなど欧州遠征に向かう。

関連記事

苫小牧民報

駒大苫小牧高女子硬式野球部Sクラブ認証 国際ソロプチ

国際ソロプチミストは17日、地域や学校のために奉仕する役割を担う「Sクラブ」に駒大苫小牧高校女子硬式野球部を認証した。国際ソロプチミスト苫小牧(後藤裕子会長)がスポンサークラブとして活動を支援する...

苫小牧民報

支笏湖畔の食堂ホーホー 移転し新店舗27日オープン

千歳市モラップの支笏湖畔に27日午前10時、人気食堂「カフェランチストア Hoo―Hoo!(ホーホー)」の新店舗がオープンする。環境省の再整備事業に伴い移転を求められ、昨年9月に一時閉店したが、クラ...

十勝毎日新聞

マンガリッツァ豚と旬のアスパラ 一緒に食べて 丸勝と北王農林、ネット販売..

 幕別町内で生産される「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」と北王農林(藤原壽美社長)の旬のアスパラガスのコラボ商品が4月末まで、オンラインショップで販売されている。  マンガリッツァ豚は、ハンガリー...

十勝毎日新聞

十勝川に珍しい水鳥 ハイイロヒレアシシギ 奥村さん撮影【帯広】

 帯広市内の十勝川で9日、市内在住の奥村彰教さん(56)が珍しい水鳥の一種「ハイイロヒレアシシギ」の撮影に成功した。  ハイイロヒレアシシギはチドリの仲間で体長20センチ程度。北極圏で繁殖し、...

十勝毎日新聞

春に急増 感染性胃腸炎 保健所が注意啓発 手洗い、消毒徹底を【帯広】

 ノロウイルスやロタウイルスなどによる「感染性胃腸炎」。帯広保健所は「新年度は増える傾向にある」と注意を呼び掛けるとともに、手洗いや消毒などの感染症対策の徹底も訴えている。  感染性胃腸炎は、ウ...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス