ゾウの進化、理解深めて 骨格レプリカの企画展【足寄】
「ナウマンゾウと象の進化展」が足寄町民センターロビーで開かれている。10月14日まで。
町教委が足寄動物化石博物館と協力した展示は3回目。
実寸大に近いゾウの体長を表すポスターを展示。まばらに生えている毛が体内の熱を逃すことや、毎日100キロの餌を食べるものの、多くは未消化のまま出てくるといった生体の特徴を記載している。また約4000年前にアフリカで誕生した初期のゾウには長い鼻がなく、コビトカバほどの大きさから、中期・後期にどのような進化をたどったかも説明されている。
ほかにも、おびひろ動物園で飼育されていたアジアゾウ「ノン」の骨格レプリカが展示され、触れながら、体のどの部分の骨にあたるかのクイズ形式も。
同館の新村龍也学芸員は「今年はナウマンゾウの命名から100年。知っているようで知らないナウマンゾウや、ゾウの進化について理解を深めてもらえたら」と話している。
開館時間は午前9時~午後10時。
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