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日高報知新聞

ドローンで捜索 ヒグマ出没想定訓練【新冠】

猟銃捕獲したヒグマの生体反応を確認する猟友会ハンター

【新冠】市街地におけるヒグマ出没想定訓練が10月30日、西泊津の国道沿い空き地で行われ、ヒグマ出没の対応について理解を深めた。

 静内警察署と町役場、猟友会新冠分会が共催し、東京のソフトウエア会社のmmガードがドローンを活用し支援した。訓練には、静内署の川中涼介地域課長ら7人、猟友会新冠分会3人、役場の鷹觜寧産業課長ら3人、日高振興局4人など約20人が参加。

 訓練は、役場がヒグマの目撃情報を受理し、警察や猟友会新冠分会に連絡するとともに、出没場所周辺に住宅があることから、mmガードに依頼し、ドローンを利用してヒグマを捜索する想定。草むらに身をひそめる役場職員が扮したヒグマを発見し、警察と役場は付近の住民に注意喚起し、周辺道路を閉鎖。警察官がハンターに命令し猟銃でヒグマを駆除するまでの一連の訓練。

 ドローン操縦はmmガードの加藤正行場長が行い、けものの声で熊を追い払い、赤外線カメラで生体反応を見て場所を確認。「危険なクマに近づかなくても、50㍍以上離れたクマの動きを確認できる」と説明した。

 訓練を終えた猟友会新冠分会の山藤雄一事務局長は「初めての訓練。ドローンを使ったクマの捜索は効果的。猟友会として地域の安全を守るための活動を継続していきたい」と話した。

 近年クマの目撃情報が頻繁に寄せられ、町では4月にクマ駆除警戒ハンター20人を委嘱した。町産業課では、昨年5月に熊対応マニュアルを策定し、クマ出没時の対応(平常時、緊急時)、クマ対応に係る巡回・箱わなの設置対応などを強化した。クマの箱わなを29カ所に設置し、熊駆除警戒ハンターの負担軽減のため、今年は遠隔監視カメラ10台を箱わなに設置している。

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