釧路市教育委員会（岡部義孝教育長）と釧路青年会議所（釧路ＪＣ、小向秀明理事長）の連携協定に基づき、市内の市立中学校２年生約１０００人を対象とした「２０２４ジョブカフェ釧路」が９月２６日、オンラインで始まり、参加した生徒たちが地元企業人から仕事のやりがいなどを聞いた。

　市教委と釧路ＪＣは２０１８年に連携協定を締結。当初は各校を訪問する出前講座が中心だったが、学校に情報通信技術（ＩＣＴ）環境が整備されたことで、２１年度からオンライン形式で展開している。

　初回のこの日は、同ＪＣに所属する釧路スズキ販売の青木孝道社長、吉岡塗装の吉岡康太社長、土屋建設の土屋大輔部長の３人が講師として、市内８校約６３０人の質問に答えた。 　仕事のやりがいについて講師の３人は「お客さまに喜んでもらえたり感謝してもらえること。これが何よりもうれしい」と口をそろえた。仕事で大切にしていることについて青木社長は「どのような仕事をしたら感謝してもらえるか。損得よりも善悪で考えること」、吉岡社長は「経営者として自分だけでなく、従業員やその家族の生活を守っていくこと」、土屋部長は「お客さまのイメージを形にすること。そのために打ち合わせがとても重要」と話していた。

　次回は３日、市内７校約３７０人の生徒を対象に予定している。

仕事のやりがいなどについて語る吉岡社長（左）