「しめ縄作り」新年思い込め【室蘭】
室蘭市悠悠ライフ
室蘭市悠悠ライフの園芸講座「しめ縄作り」が12日、室蘭市幸町の室ガス文化センターであった。参加者25人は新年への思いを込めながら、しめ縄を編み上げた。
園芸講座は年間を通して、作品作りや寄せ植えなど四季の花を楽しむ活動を行っている。この日は、天然素材で染物や創作を手がけている市民団体・てんまる堂(伊達)の下川久美子さんが講師を務めた。
参加者は、講師から教わりながら伊達産の稲わらを編み込んだ。縦型や丸めてリース型の形にし、松ぼっくりや稲穂、水引などを思い思いに飾り付けて完成させた。
市内高砂町から参加した西たつ子さん(71)は「飾り付けなどをどうしようか悩むのも楽しい。来年はより健康第一の年にしたい」と笑顔を見せていた。
室蘭市民俗資料館
室蘭市民俗資料館(陣屋町、中島博勝館長)で10日、恒例のとんてん館寺子屋教室「しめ縄づくり」が行われ、参加者28人が年の瀬に思いをはせながら稲わらをなった。
講師は市教委学芸員の谷中聖治さん。稲わらは市内の米農家から寄贈を受けた。参加者は3束に分けた稲わらをより合わせる「ごぼうじめ」の習得を目指したが、思いのほか力が必要な作業に悪戦苦闘。谷中さんや同館のボランティア「まごごろパートナー」の助けを借り、オリジナルの作品を仕上げた。隙間から飛び出した稲わらは努力の結晶。袋に入れて大事そうに持ち帰っていた。
白鳥台から初参加した、井筒朱梨さん(9)は「難しかったけど、一生懸命作ったよ」。八丁平の濱田結梨さん(9)は「家の玄関に飾りたい」とそれぞれ達成感をにじませていた。
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