リニューアルされたお祝い膳（提供写真）

　日鋼記念病院（室蘭市新富町、高橋弘昌院長）は１１日から、同病院で出産を終えた母親に提供されるお祝い膳をリニューアルした。メインプレートに香ばしく焼いた道産牛肉を用いるなど、全６品による“カジュアルフレンチ”がコンセプト。栄養バランスも重視しており、心もおなかも満足するメニュー構成だ。

　テーマは「産後のママへのおもてなし」。ラグジュアリー（豪華）なメインディッシュと華やかさを印象付けたサイドメニューで、同院からの出産の感謝とお祝いの気持ちを表現している。

　小前菜、前菜、スープ、メインプレート、主食、デザートのフルコース。メインは道産牛フィレ肉のポワレとホタテのフリッター。洋食中心の構成で、肉や魚介、野菜のバランスや色彩を重視。産後のデリケートなママの心と体の回復を、食事の面からサポートしている。

　リニューアルは定期的に行っており、病院食を提供するエームサービスと同院栄養管理科がタイアップして考案した。

　エームサービスは「さまざまな食材を使用して、味や食感、香りを楽しめるコース仕立ての料理。育児の活力になってもらえればと思い、スタッフ一同真心込めて作った」、栄養管理科は「メインに牛フィレ肉を使用することで動物性脂肪を減らした。キヌアやゴボウ、胚芽など食物繊維が豊富に摂取できるメニューを実現した」としている。

　お祝い膳は月、水、木、土曜日の夕食で提供される。