１７日の本番に向けて練習に励む生徒

　室蘭吹奏楽連盟（鈴木勝也理事長）主催の「吹奏楽祭Ｂｒａｓｓ　ｉｎ　２０２３」が１７日午後１時半から、室蘭市幸町の室ガス文化センターで開かれる。室蘭、登別市内の７中学校と６高校の吹奏楽部と、社会人の３団体による総勢約２５０人が一堂に介して演奏する。

　市民らに迫力ある演奏を届けようと各校は練習に熱が入っている。１０日には室蘭市東町の室蘭栄高校で、同校と室蘭工業、室蘭清水丘の３高校、翔陽、室蘭西の２中学校が合同練習を行った。

　部員たちは、歌謡曲やアニメソングを吹奏楽アレンジしたメドレー「ジャパニーズ・グラフィティ」などを練習曲に技術を磨いていた。

　同祭実行委員長で翔陽中の齋藤有紀教諭は「昨年より多くの学校が参加し、より迫力ある演奏を届けられると思う。生徒と一般の大人の演奏の聴き比べも楽しんでほしい」と話す。

　当日は「戦場のメリークリスマス」や「クリスマスディスコキャロル」をはじめ、「北島三郎コレクション」やスコットランドの民謡「故郷の空」など１７曲を披露する。一般団体と各高校の顧問によるスペシャルバンドの演奏も予定している。