上原・加地、梶川・坂下組

ポスターコンクールでベストプレゼン賞を受賞した室栄高の生徒（左４人）ら

　鋳物に関する材料や鋳造技術の開発成果などを発表する第１６回アジア鋳物会議の研究発表ポスターコンクールが３日、室蘭工業大学（水元町）で行われた。室蘭栄高校から出場した２組が「Ｂｅｓｔ　Ｐｏｓｔｅｒｐｒｅｓｅｎｔａｔｉｏｎ　Ａｗａｒｄ」を受賞した。

　日本鋳造工学会（会長・清水一道室蘭工業大学副学長、教授）が主催。会議には韓国、中国など５カ国から企業関係者や研究者らが集まり、講演会や研究成果報告を行った。

　コンクールもこの一環で、３校４組の高校生を含む企業、団体約３０組が、英文で制作した研究発表ポスターについて、英語でプレゼンテーションした。

　室栄からは上原巧大さん（２年）と加地小雪さん（同）、梶川嶺さん（同）と坂下賢治さん（同）の２組が出場。両組とも、アルミニウム合金に元素を添加したときに起こる強度変化を研究した成果をポスターにまとめた。

　発表が評価され、ベストプレゼン賞（計７組）を受賞した。上原さんは「ポスターは図を多く使い視覚的効果を狙った。英語で発表するのは緊張して疲れましたが、国際的な経験を積み、視野が広がった気がします」と話した。