第３ピリオド１０分、３点目を決める北海道ワイルズのＦＷ上野鉄平選手

　ひがし北海道クレインズを離脱した選手を主体として釧路を拠点に活動するプロアイスホッケーチーム「北海道ワイルズ」は２１日、釧路アイスアリーナで、アジアリーグアイスホッケーに加盟している横浜グリッツとの交流試合を行った。会場は多くのアイスホッケーファンが訪れ、声援を送った。

　入場無料で開催。開場前から並ぶファンの姿もあり、選手たちはファンとハイタッチを交わしながら会場入りした。試合中、応援席からは太鼓の音とともに「レッツゴーワイルズ」の掛け声が響き、選手達の１プレー、１プレーに歓声が沸いた。

　試合は、無得点で迎えた第２ピリオド１１分にＦＷ寺尾裕道選手がゴール前にこぼれたパックを押し込み先制。途中、主将のＦＷ大津晃介選手が負傷退場したが、相手の得点は許さず。第３ピリオドは、ＦＷ上野鉄平選手が、続けざまに２点を挙げて引き離し、３─０で勝利を収めた。

　釧路で初めての交流戦を終え、 齊藤毅監督は「たくさんの方々が見に来てくださる中で勝てて良かった」。大津主将は「ファンの前で、声援の中でプレーできることに幸せを感じた」と感謝。「チームとしてはまだまだだと思うが、``ワイルズ､､というチームのチーム力を感じてもらいたい。釧路にアイスホッケーがあり続けるために、僕らができることをやっていく」と話した。

　２２日は午後１時３０分から、同アリーナでグリッツと再戦する。