俳句協会・袖山会長が「芭蕉祭」で最高賞【登別】
三重県伊賀市出身の俳人・松尾芭蕉の遺徳をしのぶ「第77回芭蕉祭」が12日に伊賀市の俳聖殿前で開かれた。祭りに先駆け同市と公益財団法人・芭蕉翁顕彰会は「芭蕉翁献詠俳句」の入選作品を発表。登別俳句協会の袖山功会長の句が最高賞となる特選に選ばれた。2009年にも同賞に輝いており「素晴らしい賞を2回もいただけて大変光栄」と受賞を喜んでいる。
芭蕉祭は1694年から毎年、松尾芭蕉の命日(10月12日)に営まれていた「しぐれ忌」が前身。1947年から現在の名称で行われており、式典をはじめとする各種行事が伊賀市内で催され、秋の風物詩となっている。
袖山会長は幼少期から文学に親しんできた。98年の会社の退職を機に、本格的に俳句を始めた。2007年には、全国俳句大会で特選を受賞するなど数々の大会で賞に輝いている。
特選となった句は「どの岩も 名のある岬 寒怒濤」。NHK Eテレの「NHK俳句」や読売新聞俳壇の選者を務めた正木ゆう子さんが選んだ。室蘭八景の金屏風から作った句で、一つ一つの岩や岬には名前があり、冬の荒波に耐えている姿が物恐ろしいという情景を詠んだ。袖山会長は「『寒怒濤』という季語のあっせんが選者に伝わったのでは」と分析した。
「俳句は一句を作って何度も推敲して仕上げるものもあるが、今回は見慣れた情景だったため一日でできた」と話す袖山会長。今後は「俳句の楽しさを広げたい。興味のある人はご一報いただければ」と仲間を募っている。
関連記事
ポイ捨てゼロ願う ごみ拾い“袋文字” SNSで発信「皆さん考えて」【帯広】
帯広市西9南1の加藤芳規さん(82)は8年前から毎日、近所のごみ拾いを続け、ごみ拾いSNS「ピリカ」に、2週間分のごみを集めた袋で作る文字アートの写真を投稿している。これまで「ポ・イ・ス・テ」な...
マチルダ 袋いっぱい 大感謝祭【芽室】
芽室町内の農商工などが連携して町をPRするイベント「めむろ大感謝祭2024」(実行委主催)が23日、JAめむろで開かれた。大勢の家族連れらが訪れ、芽室の味覚を味わっていた。 「芽室に感謝す...
災害対応 海と空から 負傷者、物資の輸送訓練【広尾】
広尾署と広尾海保などは21日、広尾町内の沿岸部で、災害発生時の負傷者や救援物資の海上輸送を想定した合同訓練を実施した。巡視船「とかち」や道警の災害ドローンが出動、緊急時の連携対応を確認した。 ...
函館市南茅部地区パワースポット巡るモニターツアー 観光庁の地域観光新発見..
函館市南茅部地区のパワースポットや食文化に触れるモニターツアーが現地で開かれ、18人が参加した。参加者はパワースポット「吹上石(ぬけいし)」「垣ノ島遺跡の丘状遺構」を訪れ〝特別感″を満喫した。ア...
桜庭さん勝負の1年 ボウリング 12月マレーシアで大会 来年のデフリンピ..
函館市の会社員、桜庭まどかさん(36)が、12月1日からマレーシアで開かれるボウリングの第10回アジア太平洋ろう者競技大会に日本代表選手として出場する。来年11月に東京で行われる4年に一度の聴...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
函館市動物愛護管理センター開所 25日から運用 殺処分減へ【函館】
2道東道阿寒─釧路西 12月22日開通 札幌─釧路市街地直結【釧路市】
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4トラウトサーモン安定的生産に期待込め 浦河港内で養殖試験 浦河町栽培漁業研究会 事業化に向け可能性探る【浦河】
5帯広畜大「ゼニ研」に前田一歩園賞 ゼニガタアザラシの個体数調査継続【札幌】
-
1
高校で卒業式、1623人が門出の日【釧路管内】
2タイ国鉄車両工場長 シンハカーンさん キハ183系を見学 安平
3昔風の純喫茶復活 マリー・ギャルソン17日営業再開【釧路市】
4釧路市動物園、ライオンのユウキ死ぬ【釧路】
5旧狩勝牧場再生へCF 返礼はソフト食べ放題やツアー 北広牧場【新得】