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日高報知新聞

空き店舗にさくら満開 静内高校美術部と有志メンバー9人が シャッターアート完成【新ひだか】

シャッターアートに取り組んだ有志9人と青木さん(右)

【新ひだか】静内高校(池亀貞則校長、生徒511人)の美術部とボランティア局の有志メンバー9人と横浜市立大の青木七瀬さん(静高卒・19)が「みゆき通り商店街」の空き店舗のシャッターに満開のさくらの絵を描いたシャッターアートを完成させた。今回で第2作目の作品で、9、10日に9人が仕上げた。

 同高校では、2021年に2年生6人が自分たちにできることに取り組みたいと「さくらいん新ひだか」のプロジェクトを結成。「桜の咲かない季節でも街を盛り上げよう」と22年3月にみゆき通り商店街にある「みついしょうじ」事務所のシャッターに桜と馬のシャッターアートを完成させ、道内の高校生が地域活性化の取組みを発表する道教委の「高校生 探究サミット」で道知事賞に選ばれた。

 第2作目は、前回のシャッターアートにも参加していた青木さんが中心となり準備を進め飲食店「赤ひげ」が所有する建物に、美術部とボランティア局の有志メンバーで完成させた。

 満開の桜と夜桜をイメージ。桜ふぶきと三日月など蛍光塗料も使っている。

 青木さんは「みゆき通りのシャッターに明るい絵をかくことで、町を支援していきたい。高校生の社会貢献できる場を提供し、それが今後もつながっていけばうれしい」話した。

 美術部副部長の原口茉奈夏さん(2年)は「貴重な体験ができた。きれいな新ひだか町の風景を多くの人に見てもらい笑顔になってほしい」と話していた。

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