函館亀田小の給食にブリたれカツ登場 児童笑顔で頬張る【函館】
函館亀田小学校(高村幸子校長、児童331人)の給食に1日、道内で漁獲量が急増するブリを使ったご当地グルメ「北海道ブリたれカツ」が登場した。児童は海洋環境の課題に関心を深めながら、笑顔でブリたれカツを頬張った。
日本財団(東京)の「海と日本プロジェクト」の一環。函館の一般社団法人ブルーコモンズジャパンがブリの消費拡大を目指し2020年から実施しており、今年で4年目。1日は亀田小と中の沢小の2校で約600人分を無償提供し、函館近海産ブリ約24キロを、はこだて・ブリ消費拡大推進協議会(事務局・渡島総合振興局)が用意した。9、10月は道南の小中学校23校約9000人分の給食にブリたれカツを提供する予定。
亀田小は給食前に同法人の高木桂佑さんが6年生51人に出前授業し「海の課題に対し、自分に何ができるのか考えながらブリを味わって」と呼び掛けた。
児童はご飯、牛乳、ジャガイモと厚揚げのみそ汁、キュウリとニンジンのナムルと一緒に、ブリたれカツ甘酢ネギソースがけを食べ「おいしい」という歓声が次々と上がった。
家庭でもブリたれカツを味わってもらおうと、レシピを載せたランチョンマットを配った。6年の新井田大翔君(11)は「ブリを揚げて食べるのは初めてだったが、ネギソースとよく合っておいしかった。家でも作りたい」と満足げに話した。
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