子どもに氷を配る加藤さん（左）

　酷暑が続く中、函館公園こどものくに（青柳町）は、来園した子どもたちに氷を配るミニイベントを行って好評だ。スタッフが園内を歩き、手渡しで氷を配り、少しでも涼んでもらおうという初の試みで「涼しい」「熱中症対策になる」と上々の反応を得ている。

　今月に入り、厳しい暑さの中で切符売り場で販売する、かき氷の余った氷を子どもにプレゼントしたのがきっかけ。気温が高まるにつれ好評となり、水道水で専用の氷を作り、本格的に配るようになった。１日に４００～５００個（１個は１センチ四方）を用意し、３～４回配る。スタッフは保冷バッグに氷の袋を入れ、持ち運び中に溶けないよう工夫している。

　運営する北海興業の加藤大地ゼネラルマネジャー（２４）は「暑すぎて、滞在時間が短くなったり、遊具に乗っていないときは日陰で休んだりと、来園者も大変な思いをしている。氷で涼を取って来園者に楽しんでほしい」と話す。

　１８日の函館市美原の最高気温は３０・４度で、１２日以来６日ぶりの真夏日だった。氷配りは夏休み期間の２７日まで継続する。営業は午前１０時～午後５時。雨天休業。入場無料で、遊具の利用は１回３００円（８枚つづり２２００円）。問い合わせは同園（０１３８・２２・５０３９）へ。