金村さんから上達に必要な野球の基礎技術を学ぶ野球少年たち

【様似】様似野球協会（根城悌司会長）主催の少年野球教室が10日、観音山スポーツ公園ソフトボール場で開かれ、野球少年団の選手たちが元プロ野球選手の金村暁さん（47）から上達に必要な野球の基本技術を学んだ。

　様似野球協会が野球の技術指導と少年の健全育成を目的に開催。講師の金村さんは、仙台育英高卒業後、プロ野球の北海道日本ハムファイターズや阪神タイガースで投手として活躍。２０１１年に現役引退後、16～22年まで阪神タイガースで１軍投手コーチを務めた。ほか、解説者や評論家としても活躍中。

　この日は、様似野球スポーツ少年団と三石リトル野球協会の小学２～６年生24人が参加。約３時間の教室で、アップから走塁、キャッチボール、ピッチング、守備、バッティングの基本を学んだ。キャッチボールでは「リリースポイントを一定に」「相手の胸に思いやりを持って投げて」「一球一球を大事にして」などとアドバイス。守備では、捕球のポイントなどを分かりやすく指導した。ピッチングでは、ブルペンで選手たちのフォームを見ながら、それぞれポイントを指導すると、選手たちの投球もぐんとレベルアップした。

　指導を受けた三石リトル野球協会の橋本翔君（三石小６年）は、「今までのフォームは尻がつぶれていたが、股関節を使ったら良い球が投げれた。日ごろから意識して練習をして次の試合につなげたい」と話し、様似野球スポーツ少年団の遠藤翔真君（様似小６年）は「リリースで頭を振らないように動き始めで力を抜いて投げたらコントロールしやすくなり回転力が増した。金村さんの指導は分かりやすかった」と話した。