沢登りなどの野外活動で交流 1泊2日 サマーキャンプに19人参加【日高】
【日高】浦河町子ども会育成団体連絡協議会と町教委主催の令和5年度自然体験事業「サマーキャンプ2023」が9、10日の2日間、日高町富岡の国立日高青少年自然の家で行われ、町内の小学3年~6年生19人が参加して沢登りや野外炊事体験など1泊2日のキャンプを通し、交流した。
同事業は、地域や年齢の異なる子どもたちが交流を図りながら、自然体験活動を通して郷土や自然を愛する豊かな心と仲間とともに生きていく力を育むとともに、宿泊学習を通して未来を担う青少年の育成に努める目的。
国立日高青少年自然の家に到着した一行は、この日日高町で31・9度を観測した中、同家周辺を流れる沢を登る「沢登り体験」で涼を感じながら、水の流れや岩の斜面に苦戦しながらも、水に恐れることなく、上級生男子が先頭に立って、下級生や女子と手を取り合い協力しながら、ゴールまでの険しい道のりを乗り越え、達成感で満面の笑みを浮かべていた。
テント設営では、北星学園大社会福祉学部の学生ボランティア12人と一緒にテントを組み立てた。野外炊事では、薪やうちわを使って火を調節することから始まり、火を起こすのに苦労しながら、極力大人の手を借りずにカレーライスを調理。自分たちで作ったカレーは格別で「おいしい」と話しながら何度もおかわりする子の姿が見られた。
児童たちで組んだ薪に火を付け、燃え上がるたき火を囲みながら、ビンゴゲームなどで盛り上がり、一つのテントに3~5人が就寝した。
10日は起床後、自然の家で朝食をとり、学生が考案したクイズなどの4ゲームを楽しみ、七宝焼きのキーホルダー作り体験し、昼食をとって帰路に就いた。
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