海産物の重さを当てるゲームでホタテを選ぶ参加者

　【福島】町の夏の恒例イベント、やるべ福島イカまつり（町観光協会主催）が１３日、海峡横綱ビーチで開かれ、大勢の来場者でにぎわった。

　福島町で４年ぶりに夏合宿をしている大相撲九重部屋の力士も参加し、部屋特製のちゃんこ鍋を５００円で販売。売り場には長い列ができる盛況ぶりで、力士自ら器に盛り付けて来場者に手渡した。力士たちは写真撮影に気さくに応じて町民との交流を楽しんでいた。

　このほか、福島中吹奏楽部の演奏会や地元で活動するバンドのライブなどもあり、地元産のホタテや陸上養殖アワビなど海産物１・５キロ分の重さを当てるゲームでは、子どもから大人まで２４人が挑戦し、僅差の勝負を繰り広げていた。

　午後８時すぎからの花火大会では、音楽に合わせたプログラムなど多彩な花火が夜空に舞い、来場者を魅了した。

　お盆に合わせて両親とともに町内の親戚宅に遊びに来たという東京品川区の京陽小３年、高石薫さん（８）は「昨年も参加し、花火を一番楽しみにしていた。夏休みの思い出になります」と笑顔を見せていた。