講師（正面）の話を熱心に聞く参加者たち

【新冠】町内朝日の就労支援事業所Ｂ型・Ｃａｆｅゆるり（特定非営利活動法人・みんなの家ひだまり、代表杉田友子）で12日、オレンジカフェ「認知症予防と噛むことの大切さ」のテーマで講話を聞き、会話をしながら和やかに交流を楽しんだ。町内の女性４人が参加した。Ｃａｆｅゆるりでは、２０２０年１月から高齢者を対象に認知症カフェを開設。

　講師は、町保健福祉課の歯科衛生士の佐々木麻妃さんが務めた。

　最初に、クイズで「よく噛むとたまらないのは、次のどれでしょう」の質問に、「人差し指を耳に入れて、あごを動かすと筋肉がつながっていて耳あかがたまりにくい」と説明。「噛むことで血流も良くなり認知症予防に役立つ」と言われている。「噛むこと」は「脳」によく、①三叉神経から脳に伝わる刺激が大事②「噛む」から「おいしい」を感じられる―と説明。「よく噛むと、体の中で何が起こるか」「噛む力を測ってみよう！」などを説明し、自然とよく噛む癖がつく簡単料理テクニックなども説明した。最後に佐々木さんは「よく噛むことは、元気に生きていく秘訣。よく噛んでおいしく食事をしてほしい」と呼び掛けた。

　講話を終え、みんなでお茶を飲みながら話も盛り上がっていた。

　ゆるりの管理責任者の杉田扶佐子さんは、次回は８月９日に予定しており、「気軽に参加して、楽しい時間を過ごしてほしい」と参加を呼び掛けていた。送迎にも対応。問い合わせは、Ｃａｆｅゆるり（☎０１４６・４７・３７６２）へ。