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釧路新聞

クレインズ出場資格停止 選手登録条件満たせず アジアリーグ【釧路市】

 アジアリーグアイスホッケー(武田芳明チェアマン)は17日、釧路を本拠地とするアイスホッケークラブチームで、同リーグに加盟するひがし北海道クレインズ(田中茂樹代表)に対し、9月16日開幕予定のアジアリーグ2023―24への「出場資格停止」を決定した。十條製紙アイスホッケー部が1974年に日本リーグに加盟以降、死守してきた釧路勢のトップリーグ参戦が、最大の危機に直面している。

 ひがし北海道クレインズは、19年3月末で廃部となった日本製紙クレインズの歴史と伝統を受け継ぐクラブチームとして発足し、アジアリーグに加盟。19―20シーズンから、切れ目なく参戦した。今年3月に4シーズン目を終えたが、5シーズン目を迎えるに当たり、3年連続での選手への給与遅配など、経営問題が明るみに出たことを端緒に、選手全員、スタッフの大半がチームを離れた。

 アジアリーグは5月8日、23―24シーズンの概要を示し、ひがし北海道を含む日韓6チームによるリーグ戦の試合日程を発表。6月16日には、ひがし北海道から遅配を解消し、シーズン開幕に向けて準備中という報告を受けたと説明していた。一方で、経営改善に向けた各種計画、資料の提出を求めてきたが、17日現在なされず。選手登録条件を満たさなかったことから、リーグ規約にのっとり、次年度のリーグ戦への出場資格を停止するという制裁を下した。今季は、クレインズを除く日韓5チームでの公式戦とする方針。

 クレインズの選手への給与遅配の問題を受け、選手の受け皿となるべく立ち上がり、釧路を本拠地として今季からの新規参戦を目指す北海道ワイルズ(山田謙治代表)に対しては、名指しこそ避けながらも「クレインズを除名して参戦しようとし、訴訟ほか、さまざまな手段でチームの破綻を図った」と批判した。半面、ワイルズ入りした元クレインズの所属選手については、プレー機会を確保すべく、各チームで交渉機会を設ける予定としている。

 本紙は同日、クレインズの田中代表、清川和彦ゼネラルマネジャー(GM)に、今季のリーグ戦不参加について問い合わせたが、取材できなかった。

アジアリーグから今季のリーグ戦不参加が告げられた、ひがし北海道クレインズのホームリンク「釧路アイスアリーナ」

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