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網走タイムズ

355人参加、430㌔回収 網走川の一斉清掃 網走は19団体が協力

網走エリアの一斉清掃に集まった人たち

 【網走】網走川の価値を認識し、維持していくための会「網走川流域の会」が、網走から津別にかけての同川流域を4市町エリアに分けて一斉清掃した。網走エリアには19団体や個人など288人が参加。同川流域の道路沿いや網走湖畔などを清掃した。

 大曲湖畔園地に集まった参加者を前に、同会の新谷哲也会長は「環境にやさしい流域づくりの一環として、今年は『プラスチックごみのない世界を未来につなごう』のスローガンで、人間の健康にも悪影響が懸念されるマイクロプラスチックを意識しながら、事故のないよう清掃してください」とあいさつした。

 ごみ袋と火ばさみを受け取った参加者は、団体ごとに割り当てられた12の区域に移動。それぞれの場所でごみ拾いに励んだ。

 約1時間のごみ拾いで、集まったごみは区域ごとに指定された場所に集約。同会が回収した結果、網走エリアでは300㌔のごみが集まった。

 一斉清掃は、網走川流域の3町でも同時に行われ、大空は22人が参加して40㌔、美幌は29人で30㌔、津別は16人が参加して60㌔が集まった。

 網走川流域では総勢355人が参加し、430㌔のごみを集める環境イベントになった。

 同会は、網走川流域が育む独自の文化や風土、豊かな海と大地の恵みを次世代に引き継ぐことのできる、持続可能な地域協働による流域社会の構築を目指すため、2015年に同川流域の農協と漁協、森林組合のほか行政、企業などで発足した団体。網走川流域の一斉清掃は、発足当初から取り組んでいる。

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