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苫小牧民報

カモ井加工紙創業100周年イベント マステ展示販売 白老

建築工事の塗装時やラッピングの装飾に使われるマスキングテープ(マステ)の製造大手、カモ井加工紙(本社岡山県倉敷市)は16日から、創業100周年を記念するマステの展示販売イベントを白老町のしらおい創造空間「蔵」で開催している。今年4月から11月まで全国6カ所で展開する記念事業で、同町での開催は名古屋市に続く2カ所目、道内では唯一。「蔵」の限定商品もあり、にぎわっている。

「蔵」限定マスキングテープを紹介するスタッフ

 同社は1923(大正12)年、ハエ取り紙製造の「カモ井のハイトリ紙製造所」として創業。46年に現在の社名に改称した。62年に和紙粘着テープ、81年にシーリング用マステを発売。2008年にカラフルでかわいらしいデザインの雑貨用マステブランド「mt(エムティー)」シリーズを生み出し、生活雑貨や文房具として市場を開拓した。

 イベント会場は、東京都在住のアートディレクター居山浩二さん(55)がプロデュース。同社がマステ製造会社であることから、壁や商品台に格子柄のメッシュシートをあしらった。2階には100年の沿革史を掲示し、約3分間のプロモーション映像を放映しているほか、塗装用ローラーを約150個使ったインスタレーションを展示している。

 併設店では、「mt」シリーズの「蔵」限定商品17点を含む計約500種のマステを用意。限定商品にはシマエナガやオオカミなどのデザインのほか、アイヌ文様のテープ5種がある。軍手、シャツなどの関連グッズも展示販売している

 マステにはコレクターがいて、限定品を購入するために遠隔地まで足を運ぶ人も多い。初日は開場前の入り口に町内外から訪れた35人が列をつくり、延べ約250人が商品を買い求めた。

 白老町での開催は、町内でコーヒー豆や地場産水産加工品の開発、販売を手掛ける商社ブルーサーモン(貮又聖規代表)が過去に同社とマステで取引をしたことがあり、貮又代表が同社に声を掛けたことがきっかけで実現した。会場では同商社が手掛けた3種のマステとコーヒーも販売している。

 会場を設営した居山さんは「同社の技術と進取の精神を取り入れた」と話し、同社の谷口幸生専務は「歴史ある建物で100周年を祝うイベントができてよかった。地元のサポートもありがたい」と話した。

 会期は30日まで。午前10時~午後6時。その後は東京都港区、倉敷市、宝塚市、熊本市を巡回する。

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