苫小牧市美原町の美容師川口将太さん（３９）が、写真投稿アプリ「インスタグラム（インスタ）」で、宇宙人風に加工したウインナーを入れたユニークな弁当の写真投稿を続け、話題を呼んでいる。

自身のインスタアカウントを紹介する川口さん

　川口さんは、昨年４月からインスタで職場に持参する弁当の写真投稿を開始。手作り弁当の写真を毎日投稿しているインスタグラマーがいることを知り、自分もやってみようと思ったのがきっかけだという。

　同年６月からは「ウインナー星人」と名付けたウインナーのオリジナルキャラクターを入れた弁当を作り、仕事が休みの日以外はほぼ毎日、画像をアップしている。

　「ウインナー星人」は皮なしウインナーに切り込みを入れてゆでた後、ストローで穴を開け、黒ゴマの目を入れ、頭部を野菜や麺、かまぼこなどで飾って完成だ。

　川口さんは「皮付きウインナーだと皮がめくれて作りにくいほか、健康面も考えて皮なしを使っている」と説明。ブロッコリーやちくわ、卵、パスタ、カニかまぼこといったスーパーなどで手軽にそろう食材を駆使し、１５分程度で仕上げることをモットーにしている。

　今月２日、美容やブライダル関連の話題を頻繁につぶやくツイッターユーザーが川口さんの弁当の写真を紹介したところ、「かわいい」「癒やされる」などと瞬く間に拡散され、人気に火が付いた。１６日現在、このつぶやきは２３万８０００件を超える「いいね」を獲得している。

　拡散後、川口さんのインスタアカウントのフォロワー数は６万人から一気に１０万人まで急増した。

　川口さんは「とても驚いているが、ネットニュースにも取り上げられうれしい」と笑顔。今後については「どこまでいけるか挑戦する気持ちで投稿を続ける。機会があればウインナー星人の絵本、写真集の出版やカプセルトイでのグッズ化も実現させたい」と語る。

　川口さんのインスタアカウントは「ｍｉｌｋｔｅａ（ミルクティー）」（ｍｉｌｋｔｅａ．１１２２）。