同２位に入賞した浦河高校の荻野さん＝写真は団体戦での飛越＝

　全日本高校馬術競技大会（団体戦）と選手権大会（個人戦）の北海道地区大会が10、11日、苫小牧市のノーザンホースパークで開かれ、日高勢では団体戦で優勝の静内農業と３位の浦河が全国大会出場を決めた。個人は、優勝の高橋駈さん（浦河）ら５人が全国切符を掴んだ。

　全国大会は団体戦が７月24～26日に静岡県御殿場市で、個人戦は８月９、10日にノーザンホースパークで開かれる。

　団体の静農は２年連続、浦河は４大会連続の全国出場。個人は浦河３人、静内２人。

　団体戦は道内５校が出場。各校３人が貸与された馬に騎乗し、80～１１０㌢のバーを飛び越える飛越競技で早さや正確さを競った。静農は２校による１回戦第２試合で札幌光星を上回り、浦河は３校による同第１試合で帯広農業と札幌龍谷学園を上回り、それぞれ決勝へ。決勝は静農が減点４、帯農が減点５、浦河が減点13。この３校が全国出場権を得た。

個人戦で優勝した浦河高校の高橋駈さん

　個人戦は18人が出場し、貸与馬による３人１ブロックの基本障害で障害ごとに誘導、姿勢、バランス、総合観察、落下や反抗による減点基準などにより採点し、各ブロック上位２人の計12人が２次予選に進出。３人１ブロックで貸与馬障害飛越を行い、各ブロック１位が決勝戦へ、同２位が５～８位決定戦へ進んだ。決勝戦は馬場馬術で馬を指示通りに動かす技術も競った。個人戦は全国大会シードの本間駿名さん（静内）を除く上位６人が全国大会出場権を得た。

　結果は次の通り。

　▽団体戦　①静農（牛尾夢我、亀井奏汰、栗澤晟、田中愛、中村波音、桑島響喜）②帯農（岡谷内未来、坂本篤志、背古飛悠吾、野崎獅童、柴田滉也）③浦河（大池崚馬、高橋駈、荻野哲、畑山陽菜、関戸佑月、濱屋大和）

　▽個人戦　①高橋駈（浦河）②荻野哲（同）③川原謙心（札幌龍谷）④片桐渚咲（静内）⑤本間駿名（静内）⑥大池崚馬（浦河）⑦成瀬美桜（札幌光星）⑧植木春名（同）