花を花壇に楽しく植栽する児童ら

【新ひだか】地元の小学生に花壇造成の方法を教え、地域を彩ることで豊かな心を育ててもらおうと静内農業高校（赤穂悦生校長、生徒１６０人）の生徒６人が10日、桜丘小（佐藤正寿校長、児童38人）を訪れ、３、４年生11人を対象に「花壇造成交流授業」を行った。毎年恒例の農高生と児童との交流事業。

　この日は、静内農高生産科学科園芸コースの２年生６人と教諭が桜丘小を訪れ、「３種類の花の名前当てクイズ」で交流が始まった。事前に用意された赤、青のサルビア１３０本、赤、黄色などのジニア65本、黄色などのマリーゴールド65本を校舎前の花壇（２・２㍍×18㍍）に植栽。

　作業は①ポットから花を出す②穴を掘り、花を置き土をかける③花を真っすぐにして土を押さえる④最後にフラワーネットを外す―などの手順。児童たちは、高校生のサポートを受けながら楽しそうに植えた。

　最後に農高生徒を代表して三井晴さんが「上手にきれいに植えられた。学校に訪れる人たちの心を楽しませてくれると思う。定期的に雑草取りや給水をして花を長く楽しんでほしい」とあいさつ。

　児童代表の２人は、「とても楽しく花を植えることができた」「花の植え方を教えてくれてありがとうございます」と発表した。