むかわ町特産品穂別産カンロ初競り 最高値1箱2万円
むかわ町穂別地区の特産品の一つ、カンロ(アジウリ)の初競りが13日、苫小牧市公設地方卸売市場・青果棟で行われた。卸売取引の最高値は「秀」の2Lサイズ(1箱8キロ、12~13玉)、4Lサイズ(同、9玉)の2万円で前年比5千円増。2016年以来、7年ぶりの2万円到達となった。
とまこまい広域農業協同組合ほべつカンロ生産部会(小林朋導部会長)が生産する穂別産カンロは、商品名「ともりん」の名で年々認知度を高めている。メロンと肩を並べる高糖度ながら、さっぱりとした口当たりが特徴だ。
今年は農家18戸で約3ヘクタールを作付け。春先の日照時間不足など天候不順に苦しみ、前年より10日遅い初出荷だが、小林部会長(50)は「努力のたまもの。見た目、品質共に申し分ない」と計102箱を市場に届けた。
4L~Mサイズが2万~5000円で取引され、小林部会長は「素晴らしい評価をしてもらえた」と笑顔。この日から海の駅ぷらっとみなと市場(港町)や市内スーパーなどの店頭に並んでいる。
カンロ出荷は10月上旬ごろまで続き、目標は出荷量が1万3000箱、売上高が約4000万円。小林部会長は「質の良い商品を届けていきたい」と意気込んでいる。
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