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日高報知新聞

地震や津波を想定し訓練 2日 富川高校で1日防災学校【日高】

AR技術を使って体育館で浸水を疑似体験する富川高生

【日高】富川高校(尾崎慎一校長、生徒73人)の「1日防災学校」が2日、同校で行われ、生徒や教職員が地震や火災を想定した避難訓練や津波による浸水体験など通じて防災意識を高めた。

 1日防災学校は、道や道教委が各自治体に呼び掛け2018年度から始まった取り組み。同校では生徒の安全に関する資質能力を横断的な視点で育むことや、災害発生時における避難行動など防災意識の高揚を図ることを目的に、自衛隊による防災講話及び搬送法・止血法実習、避難訓練、日高町情報防災課とNHKと連携による防災教室を実施した。

 訓練では、自衛隊第7師団司令部総務課広報渉外班の芝淳一郎第7特科連隊副連隊長が東日本大震災及び胆振東部地震時における活動状況などについて講話。この後、搬送法と止血法の実習、学校駐車場で野外炊事具及び救急車の展示、特性などを学んだ。

 引き続き、地震後の火災を想定した避難訓練を行ったほか、日本海溝、千島海溝沿いで巨大地震が起きた場合を想定したAR浸水体験&津波動画、防災クロスワード、アナウンサー講話を実施。

 浸水体験では、NHKの職員やアナウンサーが講師を務め、AR(拡張現実)技術を用いて「30㌢の浸水でも、流れがあると立って入れなくなる。津波の長さは数㌔㍍から数百㌔㍍にもなる。単なる大きな波ではなく、巨大な水の塊」と説明し、タブレット端末のカメラを向けて、生徒たちの座っている姿をモニターに写し出し、生徒たちは災害に対するイメージを膨らませた。

 また、アナウンサー講話では、NHK札幌放送局のスタジオから芳川隆一アナウンサーが災害時に防災、減災を伝えるための工夫などを細かく話し理解を深めた。

 2年生の門別ほのかさんは「アナウンサーが災害時にどのように取り組んでいるのか知ることができ印象に残った。ARはとてもインパクトがあった。現実に起こりうる可能性があり、家族とともに今一度対応を確認しようと思う」と話した。

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