完走証とゼッケンを手に記念撮影の坂尻さん

【日高】マラソン愛好者向けスポーツマガジン「ランナーズ」に昨年度の全国年齢別ランキング87歳の部で、町内富川の坂尻直一さんが３位にランクインした。

　坂尻さんは58歳の時、体重が85㌔あり、糖尿病と診断されたことから、３年間の入退院を繰り返し、食事を１６００㌔㌍に制限。その後体調が好転し、主治医から「何か運動をすると良い」と勧められ、手始めに登山に挑戦した。道内の山を次々と踏破して歩くことに自信をつけてからは、走ることに興味を持った。初めてマラソン大会に出場した時の年齢は64歳だった。

　毎朝午前４時から約１時間半８㌔のジョギングが日課。今年１月８日に鹿児島県指宿市で行われたフルマラソン「いぶすき菜の花マラソン大会」に出場して見事完走。ランキングにはこの時のタイムでランクインした。

　坂尻さんは「私が最高齢と思ってやめようかと思っていたが、自分より速い人がまだいるので目標ができた。健康維持の一つとして90歳（現在は88歳）まで頑張ってみたい」と笑顔で話した。