園児の代表に手作りのぞうきんを手渡す市老連女性部の人たち

　【網走】市老人クラブ連合会女性部（長尾美恵子部会長）はこのほど、市内の保育園や幼稚園、小学校の21カ所に手作りのぞうきんを贈った。

　同部のメンバーが中心になり、各老人クラブで１年間かけて作りためたぞうきんで、計９００枚。同じく１年間かけてメンバーが集めたタオル５００枚とともに保育園２カ所、幼稚園１カ所、認定こども園５カ所、郊外の保育所４カ所、小学校９カ所を回った。

　いせの里保育園には、長寿クラブと新町新星クラブの会員が訪れ、園児の代表にぞうきんを手渡した。

　ひもで束ねられたぞうきんとタオルの束を受け取った園児は「どうも、ありがとう」と、笑顔で礼を述べていた。

　この寄贈は同連合会女性部が福祉活動として、同部が発足した翌年の１９９５年から取り組んでいるもの。以前は福祉施設にも贈っていたが、他の団体などからも寄贈があることから、現在は保育園や幼稚園、小学校で継続している。

　ぞうきんは同部のメンバーが中心になり、各老人クラブで１年間かけて作りためたもの。丈夫で水を吸いやすく、絞る時も手に優しいことから、ミシンを使わずにすべて手縫いで作っているという。