田んぼの感触を楽しむ 浦河東部小荻伏小5年生 福岡さんの水田で田植えに挑戦【浦河】
浦河町土地改良区は23日、恒例の浦河東部小学校と荻伏小学校の5年生児童を対象とした米づくり体験学習「田んぼの学校」を実施した。富里地区で農業を営む福岡広行さん宅の水田で、児童たちは初めての田んぼの感触に歓声を上げながら田植えに挑戦した。
田んぼの学校は、土地改良区が農村地域の保全と活性化を目的に姉茶・富里・東栄地区住民で構成する「姉富東ふるさと守り隊」(伊丸岡順会長)と共同で実施し、浦河町、町教委、日高振興局が協力している。米作りを通じて児童に食と農業への興味と土地改良区の役割や農業農村整備事業の理解周知を図るため、地元小学校と連携し5年生の総合的な学習の時間を活用した取り組みで、2002年の事業開始以降、今年で22年目を迎えた。
荻伏小から12人、浦河東部小から5人の5年生児童が福岡さん宅の水田5㌃で田植え作業を体験。児童たちは、素足で田んぼの中に入り、浦河町土地改良区の佐々木惠一理事長の田植え作業のポイントを聞きながら、〝ななつぼし〟の苗を手に、ぬかるみに足を取られながらも上手に苗を植えていった。
荻伏小の濱谷優真君は「泥に足を入れるのが楽しかった。田植えはうまくできたと思う。収穫して食べるのが楽しみ」と笑顔を見せていた。
また、この日は、日高振興局の〝個育て支援〟と題した新人研修事業の一環として若手職員7人も参加。農村振興課職員や町教委の浅野浩嗣教育長なども加わり、児童たちと一緒に地域農業への理解を深めた。
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