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十勝毎日新聞

十勝産大豆のブランド発信 「日向醗酵食品」園山社長【帯広】

 老舗納豆メーカー・ヤマイチ日向醗酵食品(本社帯広)の社長に就任したタレントで食作家の園山真希絵氏(45)が27日、十勝毎日新聞社の取材に応じた。「原料にこだわり、優しい、温かい商品ばかり。感動した」と説明、他企業とコラボし納豆やおからなどを使った加工品の開発・販売も積極的に進める考えを示した。

日向社の納豆を前に、納豆カレーパンをPRする園山社長

 園山氏は、十勝産大豆を使った商品展開や、同社工場がある音更町内の水質の良さなどに触れ、「工場は古いが、働く人が丁寧に取り組んでいる。食べた瞬間、優しさを感じた」と説明。「十勝ではブランドが浸透しているが、その良さを広く発信したい。管外での販路拡大を進める。工場の増員を図り、製造量を増やしたい」とした。

 長年の飲食店経営の経験から、新たな加工食品のレシピ開発やプロデュースなども進める。特に同社の良質な「おから」に注目。チーズケーキを商品化し6月に東京・渋谷で限定販売するほか、グラノーラの開発にも取り組む予定。「十勝・帯広と縁ができたことに感謝。自身のスキルを生かし、企業や団体と連携し、地域の活性化にも尽力したい」とする。

 日向社は農産物卸の戸田商事(東京都)が今年3月末までに株式を100%取得してグループ化。同時に園山氏が、河村食材(島根県)の後谷紘輝取締役とともに、代表取締役社長に就任。1947年創業、資本金2000万円、売上高3億1746万円(2022年6月期)、従業員数28人。

 園山氏は肥満やアトピー改善経験を生かし料理研究家などとして活躍、発酵をテーマに活動している。

コラボ第1弾は「納豆カレーパン」 「小麦の奴隷」と

 ヤマイチ日向醗酵食品と、堀江貴文氏プロデュースのパン店「小麦の奴隷」を運営するこむぎの(大樹町)は「ザックザク納豆カレーパン~十勝の会社の十勝の大豆 大粒納豆使用~」を商品化し、29日~5月7日の限定で小麦の奴隷の道内5店で販売する。

 園山社長と堀江社長は長く親交があり、今回の園山氏の社長就任を記念して企画。新商品は、全国納豆鑑評会最優秀賞(1997年)で十勝産大袖振大豆が原料の納豆「豆の郷」と、カレーパングランプリ3年連続金賞のパンを合わせた。

 日向社が新体制となって初のコラボ商品。園山社長は「比率は言えないが、コクがある大粒の納豆をふんだんに加えた。外はざくざく、中はトロネバ。おいしさが後を引く」とPRする。1個450円。大樹本店のほか、美幌峠店、苫小牧店、余市店、旭川旭神店。

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