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釧路新聞

音別館おんぽーと 24日に開館1周年【釧路】

オープンから3万人以上が利用した「おんぽーと」

 釧路市音別地域の産業振興や文化継承、交流人口の拡大などを目的とした「釧路市音別地域交流拠点施設(愛称・ルート38音別館おんぽーと)」が、24日で開館1周年を迎える。今年3月31日までの利用者は3万3633人と、当初掲げた年間利用者数1万8000人を大きく上回っており、交流拠点として地域に根づき始めている。

 同施設は、人口減少や少子高齢化などの課題を抱える同地域において、地域活性化と持続可能なまちづくりを目的として、旧音別町役場跡地に建設。施設内には、管理運営を行う音別町商工会に加え、大地みらい信用金庫音別支店が入居。さらに、特産品のフキを使った和紙「富貴(ふき)紙(がみ)」の工房を設置しているほか、地元特産品の販売コーナー、イベント使いができる多目的教室なども備えている。

 同行政センター地域振興課によると、昨年度の月別利用状況は開館間もない5月が最も多く4245人、次いで6月4204人、7月の3508人と続き、以降は約1800~3000人台で推移。特に、くしろ元気フェス(7月)や鉄道フェスティバル(10月)、クリスマス(12月)など、イベント開催月の利用者増が顕著だった。

 また、季節に合わせて内装を変えるなど、利用者の増加に向けた取り組みにも力を入れており、同課は「想定以上に利用があり、地域住民からも好評をいただきありがたい」と話す。一方で、利用は地域住民がメインとなっているため、交流人口の増加という観点からは、今後、域外利用者を増やす仕掛けが不可欠だ。

 同行政センターの平山雅規次長は「地域の人たちはもちろん、域外の人にもより親しんでもらえる施設にすることが重要。指定管理者とともに、人を呼び込むための工夫をしていきたい」と話していた。

 なお、5月7日午前10時から、同施設で、無料の富貴紙すき体験やハンドメイド雑貨の販売、ワークショップなどを行う開館1周年記念イベントの開催を予定している。

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