無人ストア 22日オープン スマホで買い物【上士幌】
AI(人工知能)技術によって運営効率化を図る無人店舗「かみしほろマルシェスマートストア」(上士幌町東3線235)が22日午前9時にオープンする。入店から決済までをスマートフォンのアプリで実施。コロナ下で生活や働き方の見直しが広がる中、町はデジタルを手段として、地域住民の生活を豊かにしていく。
店舗は上土幌町、NTT東日本(東京)、テルウエル東日本(同)、TKF(同)が、町民が安心して住み続けられることを目的に協力して立ち上げた。路面店での出店は全国で2番目、道内では初めての試み。慢性的な労働人口の減少や人手不足、新型コロナの感染予防、買い物難民などの課題解消に役立つと期待されている。
アプリ活用コード読む
店舗面積は約85平方メートル。利用者はアプリ「ピックスルー」をダウンロードし、入り口にあるゲートにスマホをタッチして入店。買いたい商品のバーコードを読み取って、購入ボタンを押すと決済が完了する仕組み。レジ待ちがなく、事前に登録したクレジットカードで支払う。
スマホ決済「PayPay(ペイペイ)」でも対応可能。また、店内にはAIカメラを5台設置しており、来店客の購買行動や年代の性別を匿名データとして蓄積・分析し、商品の充実や開発、仕入れの効率化にも今後役立てていく。商品はお菓子や飲み物の他、町のふるさと納税で人気があるドリームドルチェのアイスなど約850種類。
人手不足の解消に期待
20日、オープン前にセレモニーを実施し、関係者約50人が参加した。町民向けの内覧会も行われ、さまざまな世代の人たちでにぎわった。来店客からは「調味料もあって便利。友人と一緒に来たい」「お年寄りには少し難しいかもしれない」という感想が上がった。竹中貢町長は「生活に不可欠な買い物をデジタルで行い、人手不足などの問題解決につなげたい」と期待した。
店舗を運営するTKFに務めるスーパーバイザーの菅沼利文さんは「店内を来店客の希望に沿った品ぞろえにしていきたい」と意気込んでいた。営業時間は午前6時~翌午前2時、年中無休(年末年始のみ休業予定)。
関連記事
未来大鈴木教授、元町配水場のウェブアプリを開発【函館】
未来大の鈴木昭二教授(60)はこのほど、函館市企業局の協力で、日本最古の現役配水池・元町配水場(元町1)の歴史資料をまとめたウェブアプリケーションを開発した。配水場敷地内に設置された二次元コ...
新嘗祭に献穀「ふっくりんこ」収穫 知内の南茂敏さん、水田で抜穂祭【知内】
【知内】11月に行われる宮中行事「新嘗祭(にいなめさい)」に納めるコメを収穫する「抜穂祭(ぬいぼさい)」が12日、町重内の南茂敏さん(54)の水田で開かれた。関係者約30人が見守る中、南さんら...
魅力のある食材を発信 2024食の祭典 びらとり和牛・トマトまつり【平取】
【平取】町内最大のイベント「2024食の祭典 びらとり和牛・トマトまつり」(実行委主催)は15日、午前10時から二風谷ファミリーランドで開かれる。町、JAびらとり、町商工会、平取建設協会、平取料飲...
道路で働く車の役割を学ぶ 浦河道路事務所で見学会
道路を守る車の役割を知ってもらおうと、国土交通省北海道開発局室蘭開発建設部浦河道路事務所(河門前勝己所長)は10日、道路を守る車見学会を開催し、堺町小学校(櫻井亮校長)の3年生39人と教諭3人が...
サーモン科学館 14日から秋イベント アトラクション多彩に【標津】
【標津】標津サーモン科学館(町北1西6)で14~23日の10日間、多彩なアトラクションが楽しめる「秋こそ!標津サーモン科学館へ行こう」が開かれる。町特産の秋サケが水揚げされる時期に毎年実施してい...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
12月下旬に開業延期 イトーヨーカドー建物活用の複合施設【函館】
2函館市内で毛虫が大量発生 温暖化や夏の暑さが影響か【函館】
3秋サケ初水揚げ、不漁受け高値 イナダやブリ多く、登別漁港【登別】
4セレモニアルスタートで今夕開幕 公式車検にファン続々 ラリー北海道【帯広】
5苫小牧ミライフェストに「フルーツジッパー」出演 アーティスト第1弾発表
-
1
12月下旬に開業延期 イトーヨーカドー建物活用の複合施設【函館】
218歳店主がカフェ「ガロネ」開業 屈斜路で永谷さん【弟子屈】
3函館市内で毛虫が大量発生 温暖化や夏の暑さが影響か【函館】
4苫小牧ミライフェストに「フルーツジッパー」出演 アーティスト第1弾発表
5ハグロトンボ、北斗市内で捕獲 道内初確認、既に定着か【北斗】