72年間の歴史に幕 日高 町立二葉保育所で閉所式【日高】
【日高】町立二葉保育所(竹内大介所長、園児90人)の閉所式が3月31日、同保育所遊戯室で行われ、来賓の大鷹千秋町長、高橋克徳町議会副議長ら関係者12人が参加して72年間の歴史に幕を閉じた。
同保育所は、1950年(昭和25年)11月に、私立保育所として開設。翌年に町に移管され公立保育所に。79年(昭和54年)に現在地へ新築移転した。
保育目標に、未来に生きる子どもたちの限りない可能性の芽を大切に育み、望ましい環境の中で豊かな人間性の基礎を培う―など7項目を掲げ、これまで地域の子どもたちの健やかな成長を支えてきた。施設の老朽化などもあり同保育所の改築設計について検討する段階で、ひばり幼稚園より幼保連携型の認定こども園の相談があり、民設民営として整備された同園に今後の役割を託すこととなった。
来賓の大鷹千秋町長は「これまで多くの職員の方々が二葉保育所を支えて下さったことに感謝します。民営となるが、こども園には保育所のシステムもあり、良いエネルギーはこれからも受け継がれていくと思う。町としても一番大きな子育ての拠点として関りを持ちサポートしていきたい」とあいさつ。
21人の歴代所長を代表して菊地亮子さんが「38年間保育士として生活した中で、半分は二葉保育所に携わって活動し、いろいろなことが思い出される。時代とともに保護者の要望も多くなり、保育政策やカリキュラムも変わり、その都度保育士たちと話し合い、勉強してなんとかやってこれた。水害、大雪、地震などもあったが大きな事故が無く無事終えれたことに安堵している。認定こども園としての生活が始まるが、皆さんの力で日高町の子ども達の未来を支えていってほしい」と述べた。
最後に竹内所長は「地域の方々のサポートを頂きながら保育業務を行ってきた。72年間の歴史に幕を閉じるが、新しい環境の中で子どもたちが成長してくれることを願っている」と結んだ。
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