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網走タイムズ

総合農学の道に395人 東農大生物産業学部で入学式

入学生を代表して宣誓する大西さん(右)

 【網走】東農大生物産業学部の入学式が4日、同大オホーツクキャンパス体育館で行われた。この春の入学生は北方圏農学科97人、海洋水産学科101人、食香粧化学科92人、自然資源経営学科88人の378人と、大学院博士前期課程17人の計395人。

 式では、出席者全員が起立して学旗の入場を迎えた後、江口文陽学長が入学生の入学許可を告知した。

 江口学長は、東農大は132年の歴史があり、先輩たちが研究に研さん、日本や世界の農学を築いてきた大学として「みなさんは、そのブランドの1人として入学してくださった」と歓迎の言葉を述べた。

 その上で、同大を創設した榎本武揚の理念、また横井時敬初代学長の「稲のことは稲に聞け、農業のことは農民に聞け」を引き合いに「東農大は、総合農学を推進している。これは土に種を入れ、作物を育てて収穫し、利用していくだけではなく、山の上から海まで、みなさんが生まれてから亡くなるまで、朝起きて寝るまでと、幅広く密着した学問。みなさんはこれを学んでいくということを理解してください」と、入学生に期待を込めた。

 また「壁にぶつかることもあるかもしれないが、皆さんは1人ではなく、オホーツクキャンパスには網走市、オホーツク、北海道という仲間がいる。地域の人たちによって育てられていくことを忘れないでほしい」とも呼びかけた。

 これを受け、入学生代表の大西志輝さん(北方圏農学科)が「このキャンパスで夢をかなえる努力をすること、多くの地域で他方面に活躍されている先輩方を目標に、新たな歴史を築き上げていけるよう、日々精進していきます」と宣誓した。

 同大の渡邉文雄常務理事は「広い視野で、何が大切かを深く学んでください。農大の使命である緑と生命の貴さを学び、SDGsの伝道者になってください。農と生命と環境のよき理解者として課題と対峙し、その解決に努力し、悔いのない大学生活を送ってください」と、大澤貫寿理事長の祝辞を読み上げた。

 来賓として祝辞を述べた水谷市長は、東農大の学歌の一節「科學(学)の力に 自然を服し 盡(尽)きせぬ富源を 四方にひらき」を引き合いに「日本のみならず、世界に開く志を持ち、長いようで本当に短い4年間を学んでください」と述べた。

 最後に、東農大全学応援団オホーツク支部の学生が登壇。学歌を斉唱した後「フレー、フレー、農大!」と、入学生にエールを送り、式を終えた。

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