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室蘭民報

安全運転願い、しゅん工式 北黄金の風力発電完成【伊達】

ドローンで撮影された「ユーラス伊達北黄金ウインドファーム」(提供写真)

 風力発電や太陽光発電事業を展開するユーラスエナジーグループ(東京)が、伊達市北黄金町で建設を進めていた風力発電所「ユーラス伊達北黄金ウインドファーム」(総出力1万2900キロワット)が完成した。16日にはしゅん工式が同ファームサイト内で行われ、今後の安全運転を願った。

 同発電所は、単機出力4300キロワットの風車を3基設置。風車はスペインのシーメンスガメサ・リニューアブル・エナジー製。ローターの直径は130メートル、タワーの高さは85メートル。ローターを含めた最高到達点は150メートルで、さっぽろテレビ棟(147メートル)とほぼ同じ高さ。

 2021年4月に着工。今年1月に完成し、今月15日から営業運転を開始した。事業期間は20年。一般家庭約9千世帯分の年間発電量が見込まれ、北海道電力ネットワークに供給する。

 近隣ではすでに「ユーラス伊達ウインドファーム」(同1万キロワット)と「ユラース伊達黄金ウインドファーム」(同3万4千キロワット)が運転している。三つのファーム合わせて風車25基、合計出力は5万6900キロワットに達し、国内でも最大級の規模となる。3ファーム合わせて約4万1千世帯分の年間発電量が予測される。

 しゅん工式には関係者約60人が出席し、神事で玉ぐしをささげた。

 ユーラスエナジーホールディングスの稲角秀幸代表取締役社長は、主催者あいさつで「日本全国の規模感でも10本の指に入る。引き続き、安全運転を心がけて、このウインドファームを末永くこの土地で運営していきたい」と関係者の協力に感謝していた。

玉ぐしをささげて安全運転を願うユーラスエナジーホールディングスの稲角社長

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