主体的・対話的で深い学び【浦河】
日高教育研究所・教職員研修センター(木田理博所長)は25日、2023年度研究発表大会を開催した。研究主題「〝主体的・対話的で深い学び〟の視点を取り入れた授業改善」を研究所員・協力員が取り組んできた実践を発表し、管内の教育活動充実に向けて情報共有を図った。
新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、集合型の発表会は行わず、浦河町内の日高教育研究所・教職員研修センターから所員がオンライン配信するWeb会議システム併用型で実施。管内の小中学校から約30人が参加した。
あいさつで木田所長は「今年度は研究主題のもと3年計画で進めてきた研究の3年目となった。所員による理論研修を土台に各町協力員の授業公開、管内各研究団体による研修講座、これらの情報発信をしながら主題にせまってきた。オンライン開催で発表や討議の時間が短くなっているが、意見交流の場では、積極的に発言していただき、この大会が我々教師にとって主体的・対話的で深い学びの場となるよう協力をお願いする」と期待した。
全体発表では、理論編として浦河小学校の晴山省吾教諭が研究の主題や内容、ねらいなどを説明したほか、実践編として研究協力校の平取小学校の松田亮太郎教諭、浦河第一中学校の小原隆太郎教諭が各校で取り組んできた実践を発表。晴山教諭は「まずは、子どもたちを伸ばしていくということを大切に考え、指導計画には、先生たちの豊富なアイデアや挑戦心を盛り込んでほしい」と呼び掛けた。
このあと、小学校、中学校の両部会に分かれた分散会が行われ、研究協力員の実践発表を通して授業改善に向け研鑽を深めた。
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