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日高報知新聞

試作中の4品を試食【新ひだか】

商品開発の経過や特徴などを説明する静内農高生

【新ひだか】町が進めている静農ブランド開発推進プロジェクトの「開発品試食会」が23日、静内農高(佐藤裕二校長、生徒138人)の体育館で開かれた。食品科学科の3年生24人、2年生17人と町、しずない・みついし農協、ひだか漁協、町商工会、町観光協会、連携事業者が参加し、今年度試作中の4品を試食した。

 静内農業高校や町、各産業団体及び事業者などが連携し、町の優れた地域資源を活かした特産品開発や販路拡大などにより、地域経済の活性化及び雇用の増加、並びに地域産業に担い手育成を推進する取り組み。

 国の3年間の推進交付金を受けた「静農ブランド開発推進プロジェクト」のプロジェクト会議を設置。2022年度から24年度まで運営支援を担当するTAISHI(札幌市・観光、商品開発、販路開拓などを業務)の助言を受けながら商品開発の流れや事業スケジュール、想定している資源(ミニトマト、みついし牛、みついし昆布、農水産物)、連携事業者、商談会・展示会への出展などについて学び、地域ブランドの持続可能な商品開発を目指している。

 この日は、生徒自らが考えたレシピと試作を繰り返し、連携する業者とのコラボにより商品開発された4商品の試食が行われた。

 メニューは、①牛肉の旨味たっぷりの万能肉ソース(黒毛和牛のドン×3年生)②THE MEAT PIE.(お料理あま屋×3年生)③静農マドレーヌ(Patisserie Noire×2年生)④桜香るみるくソフト(GREPE&GELATO Peekaboo×3年生)―。それぞれ昨年5月から取り組み、チームの班長が、開発コンセプトや商品の特徴、地元食材、容量、単価を説明し、工夫や苦労したと点なども説明した。連携事業者からのアドバイスや旨みや味の調整などの商品仕上げが行われ、今回の試作品が完成した。試食ではアンケートを実施し、さらに磨き上げる。また、パッケージなどに使用される静農ブランドロゴも発表された。

4品目①牛肉の旨味たっぷりの万能肉ソース(下左)②THE MEAT PIE.(上左)③静農マドレーヌ(下右)④桜香るみるくソフト(上右)

 4商品は、来月2月15日から東京ビッグサイトで開催の「山の恵みプロジェクト」ブースへ出展し、農高生や連携業者、町がPRと商談会に参加する。

 講評で、大野克之町長は「おいしくいただいた。地元に愛される商品としてさらにステップアップしてほしい。今後、町内での販売コーナーも検討したい。東京の商談会で新ひだか町を宣伝してきてほしい」と激励した。

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