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室蘭民報

人口減時代、公園の活用探る 中島地区、市民ワークショップ【室蘭】

中島地区の公園の活用方法について意見を出し合ったワークショップの参加者

人が集うイベントや、買い物客憩う機能を

 室蘭市の中島地区にある7カ所の公園の使い方を考えるワークショップが22日、市内中島町のFKホールディングスきらんであった。参加した市民が、まち活性化の観点を含めてそれぞれの施設機能の活用方法や、充実に向けての意見を出し合った。市は、公園機能の再編へ向け、今回の意見も参考にしながら機能再編方針を今年3月末までにまとめる。

 市都市政策推進課が主催した。同地区には、複合遊具や球場がある中島公園をはじめ、大型ショッピングセンター近くにある中島本町公園など7カ所の都市公園がある。市は人口減少時代の新たなまちづくりとして、公園を地域のために活用する方針を策定している。

 市民約30人が参加した。ワークショップは5グループに分かれ、7公園の特徴や活用方法に対し、ざっくばらんに意見交換した。面積が広く、球場もある中島公園は野外コンサートやキャンプ、バーベキューなど人を多く集めるイベント会場にする意見が出た。

 ショッピングセンターに近い公園では、買い物客らが休憩したり、交流できる機能を持たせる-などの声があった。ほかにバックネットや桜の木があるといったそれぞれの特徴を生かした今後の使い方で、「何ができて、何ができないのか」といった「見える化」を図っていく指摘があった。

 講師を務めた室蘭工業大学大学院工学研究科の市村恒士教授(専門・造園学「ランドスケープ」)は、人口減少に対応した都市公園の役割を強調。子育て環境の充実を図る存在である公園に「他の地域との差別化になる。キーワードの一つとなる」と説明した。

 さらに、室蘭工業大学大学院1年の安藤友希さんは、昨年中島公園で開催したたき火や吹奏楽部の演奏で盛り上がったトライアルイベントを報告し、子育て世帯を対象にしたイベント開催の重要性を強調した。

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