今夏の開催に向けて開いたはこだて国際科学祭キックオフイベント

　８月１９日～２７日に開催を予定している「はこだて国際科学祭２０２３」のキックオフイベントが２１日、函館コミュニティプラザ（Ｇスクエア、シエスタハコダテ内）で開かれた。今年のテーマ「健康」に関連し、参加者が取り上げたいアイデアなどを話し合った。

　科学祭は２００９年から毎年開かれ、今年で１５回目。キックオフイベントは、科学祭を主催する「サイエンス・サポート函館」（代表・美馬のゆり公立はこだて未来大教授）が、市民から幅広い意見を募ろうと、毎年この時期に開催。会場とオンライン参加合わせて約４０人が集まった。

　前半は美馬代表が、昨年８月に行われた科学祭の様子を動画で紹介。続いて、主要プログラムのひとつである「企画展」の責任者で札幌のライター・谷口雅春さんと函館の編集者・泉花奈さんをゲストにトークセッションを実施。谷口さんは「企画展では、ユニバーサル、グローバル、ローカルの三つの視点を取り入れながら大型パネルを使って、科学祭のコンセプトを分かりやすく紹介することを心掛けている」と話した。

　後半は来場者が複数のグループに分かれ、ワークショップ形式で、今年の科学祭に向けてのアイデアを話し合った。６月ごろに発表する科学祭の具体的なプログラムに反映する。