SL、2年ぶりの発車 冬の湿原号運行開始【釧路】
JR北海道の観光列車「SL冬の湿原号」(釧網線、釧路―標茶間)が21日、今シーズンの運行を開始した。昨年は試運転中に蒸気機関車(SL)に不具合が見つかったため、すべてディーゼル機関車での運行となったが、修理を終え2年ぶりに復帰した。さらに、全客車のリニューアルが完了、注目を浴びている。
この日は往復で210人が乗車し、乗車率88%と好調の滑り出し。出発式には菅原裕之釧路総合振興局長、蝦名大也釧路市長ら、中山勝範釧路観光連盟会長、戸川達雄JR北海道釧路支社長、五十嵐直人釧路駅長が出席した。
蝦名市長は「SLはこの地域の大切な財産という思いで盛り上げてきた。多くの方に至福の時間を過ごしていただき、地域の魅力を発信できることを願う」。戸川支社長は「SLの修理、客車の改修、車内販売メニューの見直しと、再出発の準備が整った。たくさんご乗車いただき、楽しんでほしい」とあいさつした。
接続する特急おおぞらが遅延したため約20分遅れとなったが、五十嵐駅長の合図で汽笛を鳴らし、力強く釧路駅を出発した。昨年、長崎県から移住したという釧路市在住の高田智夏さん(39)は、鉄道が大好きな息子の悠史ちゃん(1)を抱っこしてお見送り。「雪の中を走るSLは初めて見る。すごい迫力ですね」と話していた。
終点の標茶駅では佐藤吉彦標茶町長や町PRキャラクター「ミルクックさん」「ハッピーくろべえ」が乗客をお出迎え。町商工会や観光協会などが特産品やオリジナルSLグッズを販売した。駅前バスターミナルの観光案内所に特設物販コーナーを開設し、しべちゃ牛乳や星空の黒牛のカレー、ハンバーガーなどを販売してもてなした。
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